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東アジア最大のイノベーションカンファレンス「GMIC 2019(Global Mobile Internet Conference)」が、7月25日から4日間にわたって広州で開催された。スマートフォン大手シャオミ(小米科技)のアプリストア「小米応用商店(app.xiaomi.com)」でグローバル事業責任者を務める李林氏が登壇し、同アプリストアの累計ダウンロード数が今年4月時点で2000億回を達成したと発表した。中国以外ではインド、インドネシア、ロシア、スペインからの利用が多く、今後はCIS諸国や東南アジア市場を積極的に開拓していくという。
シャオミの海外向けインターネット事業において、アプリストアは中核をなすプロダクトの一つだ。そのほかにもツール、コンテンツ、金融、Eコマース、投資関連の事業を手がけており、昨年第4四半期の海外向けインターネット事業売上高は、前年同期比1295.6%増を記録した。また、インドでは今年6月時点でアプリストアのDAU(デイリーアクティブユーザー)が1000万人に迫り、前年比で倍増となっている。
今年、同アプリストアでは全世界を網羅する開発者のエコシステム構築へ力を注いでいる。アプリ開発者への支援を通じて、良質なユーザーを多数取り込みたいとの考えだ。李氏はGMICの壇上で、海外の開発者を支援する「海鴎計画」を初めて明らかにした。1億元(約16億円)相当のリソースを無償提供し、ユーザーの認知・インタラクション・コンバージョン・残存率に基づいた全面的かつ多面的なエンパワーメントを行っていく。
海外のゲーム開発者に対しては、プロモーションやマネタイズが一体となったソリューションを提供する計画で、2年以内に6億元(約95億円)のレベニューシェアを目指す。
オンライン広告やプリインストールアプリを含む海外での広告事業に関しては、海外向けの自社プラットフォーム「Mi Ads」を顧客に提供しており、海外のあらゆる媒体を対象に、ビッグデータのインサイトを活用したプリシジョン・マーケティングを実施していると李氏は説明した。
(翻訳・愛玉)
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