原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国の上海企業文化・ブランド研究所はこのほど、同研究所が蓄積した中国企業1万5千社余りのデータベースに基づきブランド価値トップ100社を選んだ「TBB中国ブランド価値ランキング2023」を発表した。TBBは上海の大学と17年から21年まで発表した「THE BUND BRAND」ランキングが由来で、22年からは中国ブランドの価値の魅力を最大限にアピールするため、「THE BEST BRAND」ランキングとして発表している。
トップ100社のブランド価値は合計13兆6234億300万元(1元=約20円)と推定され、トップは騰訊控股(テンセント)で9522億2400万元と1兆元に迫った。アリババグループ(6835億9500万元)、中国工商銀行(5619億1600万元)が続いた。最下位100位のブランド価値は313億8600万元だった。38位までブランド価値は千億元を超え、トップ10社の合計は5兆54億9100万元と100社の合計の4割程度を占めた。
入選企業数の地域別トップ3は北京市(39社、6兆9747億4400万元)、広東省(13社、2兆2925億9400万元)、上海市(14社、1兆5419億9500万元)で、ブランド価値の合計はそろって1兆元を超えた。中央企業(中央政府が管理する国有企業)の集まる北京の企業の合計ブランド価値は全体の過半数を占めた。
19産業分類のうち、製造業からは50社が入選、ブランド価値も4兆4576億1800万元と最も高かった。金融業からは18社が入選、ブランド価値は3兆6684億2800万元で全体の約27%を占めた。うち11社のブランド価値は千億元を超え、平均ブランド価値は2千億元に上るなど、金融業は中国のブランド価値の重要な受け皿になっている。
民営企業は中国ブランドの重要な一角を担っている。華為技術(ファーウェイ)など39社が入選、ブランド価値は合わせて4兆8671億2900万元と全体の35.7%を占めた。(新華社上海)
原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録