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激戦が続く中国の電気自動車(EV)市場で、新たな価格競争が始まった。
米テスラは8月14日、世界的人気の電動SUV(スポーツ用多目的車)「モデルY」の2車種について、中国での販売価格を1万4000元(約30万円)引き下げたと発表した。ロングレンジ・バージョンとパフォーマンス・バージョンは、それぞれ29万9900元(約600万円)と34万9900元(約700万円)となる。
モデルYの価格引き下げは、中国の競合メーカーを抑え、市場での優位性を確実にするための措置だとみられる。中国市場に出回る電動SUVには、小鵬汽車(Xpeng Motors)の「G6」、蔚来汽車(NIO)の「ES6」、華人運通(Human Horizons)の「HiPhi」、比亜迪(BYD)傘下の高級ブランド騰勢汽車(DENZA)の「N7」などがある。
中国の新エネルギー車(NEV)メーカーも8月に入ってから、値下げ攻勢を強めている。テック系メディア「超電実験室」によると、すでに11社が値下げあるいは購入優待キャンペーンを始めている。 先陣を切ったのは上海大衆汽車(SAIC Volkswagen Automotive)で、ガソリン車とEVを含むSUV9車種について、最大6万元(約120万円)の値下げを発表した。続いて、新興EVメーカーの零跑汽車(Leap Motor)が主力のSUV「C」シリーズを最大2万元(約40万円)値下げした。高級EVブランドのZEEKR(極氪)も、期限付きで「ZEEKR001」の価格を約10%引き下げ、最大3万7000元(約70万円)の値下げを実施するという。
*2023年8月15日のレート(1元=約20円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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