TikTok運営のバイトダンス、23年1~3月期は増収増益で赤字脱却 評価額の下落歯止めなるか

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

EXCITEのRSSに登録大企業注目記事

TikTok運営のバイトダンス、23年1~3月期は増収増益で赤字脱却 評価額の下落歯止めなるか

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の親会社であるバイトダンスが10月3日、従業員向けに2023年1~3月期の決算資料を公開した。売上高は前年同期比約34%増の約245億ドル(約3兆7000億円)、営業利益は前年同期の約2倍となる約60億ドル(約9000億円)だった。米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

同社は21年に70億ドル(約1兆円)の営業損失を計上して以降、マーケティング、管理および研究開発に関する費用を大幅に削減するなど、赤字脱却に向けた対策を講じてきた。

バイトダンスの主な収益源は、TikTokとその中国版「抖音(Douyin)」、そしてニュースアプリ「今日頭条(Toutiao)」の3つのサービスとなっている。以前の報道によると、同社の22年の売上高は前年比38%増の850億ドル(約12兆7000億円)余りだったという。

TikTokのバイトダンス、22年売上高は約12兆円 国内事業は成長鈍化も海外事業が2.5倍の急拡大   

関係者によると、バイトダンスはこのほど、在職中の従業員から1株あたり160ドル(約2万4000円)で自社株を買い戻す方針を明らかにした。同社の発行済み株式14億株を基に計算すると、評価額は2240億ドル(約33兆4000億円)となる。

バイトダンスの評価額は、21年初めに一時5000億ドル(約74兆5000億円)近くに上昇したが、その後4000億ドル(約59兆6000億円)まで下落。22年にはさらに3000億ドル(約44兆7000億円)にまで下がっていた。

TikTokのバイトダンス、日本で法人向けサービス「BytePlus」を本格始動。バイトルやBUYMAなども導入

*23年10月4日のレート(1ドル=約149円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録