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中国パソコン(PC)大手、聯想集団(レノボ・グループ)が16日に発表した2024年3月期中間決算(23年4~9月)は、売上高が前年同期比20%減の273億1千万ドル(1ドル=約151円)、純利益が60%減の4億2600万ドルだった。うち7~9月期は売上高が16%減の144億1千万ドル、純利益が54%減の2億4900万ドルとなった。
同社の関係責任者は4~9月期の業績について、幾つものチャレンジにさらされたものの、期末には力強い回復の兆候も見られたと表明。転換の加速に向けた持続的な投資、需要の回復、人工知能(AI)などの新たな応用の広がりが好転を支えたと述べた。同期は収益改善が依然として重点とされ、売上高総利益率は17.5%と中間決算での過去最高を塗り替えたと指摘した。
ソリューション・サービスグループ(SSG)部門は4~9月期の売上高が14%、利益が7%増加し、サービス中心への転換をリードしている。
インテリジェントデバイスグループ(IDG)部門は前年同期の高成長の影響を受け、4~9月期の売上高が22%、純利益が28%減少したが、7~9月期は新製品の発売と効率改善により、売上高利益率が史上最高に迫る7.4%に上昇した。
インフラストラクチャーソリューショングループ(ISG)部門は売上高が17%減、純損益が1億1400万ドルの赤字になった。業界全体のIT支出減少が響いた。市況は低迷したものの、イノベーションへの投資を続け、7~9月期には需要も安定に向かい、複数の製品で記録的な好業績を達成した。メモリー業務の売り上げは世界3位につけ、サービスとエッジコンピューティングの売り上げも過去最高を更新した。(新華社北京)
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