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アリババグループの検索アプリ「夸克(Quark)」などを統括する事業グループが11月14日、独自開発した1000億パラメータの大規模言語モデル(LLM)「夸克大模型(QuarkLLM)」を発表した。
QuarkLLMは、中国語LLMの性能テストで知識・推論能力を評価する「C-Eval」とマルチタスク言語理解を評価する「CMMLU」で1位に輝いたほか、法律や医療、 質問応答などの分野の性能評価でも1位を獲得している。
技術責任者の蔣冠軍氏は、QuarkLLMは検索や生産性向上ツールおよび資産管理アシスタントに対応するアプリケーション型LLMで、米オープンAIの「GPT3.5」よりも総合的なレベルは優れており、最大の強みは知識の正確性だと説明。でたらめの情報を生成するハルシネーション(幻覚)率は25%と中国ではすでにトップクラスだが、知識の強化を通じてさらに15%にまで低減できるとし、医療・ヘルスケア分野ではすでに5%にまで低下していると明らかにした。
QuarkLLMは主に一般消費者向けで、現在は教育とヘルスケアの2分野に重点を置いて展開しているという。
https://36kr.jp/262303/
アイキャッチ画像:「夸克」の技術責任者、蔣冠軍氏
(36Kr Japan編集部)
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