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中国海南省は17日までの春節(旧正月)8連休中、観光シーズンのピークを迎え、海南島を離れる人を対象とする「離島免税」市場も活況を呈した。
同省海口税関の統計によると、最終日を除く連休7日間の離島免税品売上高は22億1400万元(1元=約21円)、購入客数は延べ26万8900人、1人当たり購入額は8235元となり、中国消費市場の活力と潜在力を反映した。
単体の免税店としては世界最大の規模を持つ「海口国際免税城」では竜灯踊りや獅子舞、古典舞踊など新春の文化・観光行事が次々と披露され、竜をテーマにした赤いアーチや飾りちょうちんなどの装飾が新春の喜びを演出。各ブランド店は買い物客でにぎわった。
スキンケア製品を扱う店舗では、湖北省武漢市から来た李司英さんがレジに並ぶ合間に取材に応じ「免税城は品揃えが良く、価格も安い。今は商品をその場で受け取れるのでとても便利」と話した。
海口市政府は免税品消費の活力を喚起するため、春節期間中に離島免税電子消費クーポン2万7500枚、1200万元分を配布。各店舗の割引に上乗せして使えるようにした。
貴州省から来た竜麗帆さんは海口国際免税城で最新式の腕時計を購入。「価格は6千元だが割引があり、クーポンも使ったので5280元とかなり安く買えた」と語った。
海口国際免税城の担当者は、多彩な新春の文化・観光行事と消費促進施策を通じて春節休暇の消費を活性化し、免税に関わる多元的な業態の発展を促し、海南の離島免税市場の消費ブームを後押ししたと述べた。
三亜国際免税城は干支の竜や民族風などの要素を組み合わせ、伝統祝日と最新トレンドを結び付けた来店プレゼントやラッキーくじなどのキャンペーンを実施。政府クーポンと新年セールなども加わり、多くの観光客を集めた。連休序盤の3日間の1日当たり来店客数は5万6千人を超え、平均売上高は1億元を突破した。
離島免税店は長年の発展を経て、海南の観光消費市場の「金看板」となった。全省の離島免税店は12店に増え、海南島を離れる交通手段の航空機、船舶、鉄道すべてをカバーしている。(新華社海口)
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