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中国人工知能(AI)大手の商湯集団(センスタイム)が3月1日に開催した年次総会で、今は亡き創業者の湯暁鴎氏をモデルとしたデジタルヒューマンが登壇し、生前同様の軽妙洒脱なトークで会場を沸かせた。
湯氏は2023年12月15日(中国時間)、病気のため55歳で逝去した。センスタイムは今回、湯氏をデジタルヒューマンとしてよみがえらせた。全9分の動画の中でデジタルヒューマンがナチュラルに動きながら生き生きと語る様子は、本物の湯氏そのものだった。
ある従業員は「非常に感動した。今はAI時代。今後は『デジタル不死』が実現するだろう。これこそが、AIの進歩や科学技術のイノベーションを続けていく意味の1つなのかもしれない」と感慨深げに語った。
センスタイムは今回、AI動画生成プラットフォーム「商湯如影」の技術を活用した。同プラットフォームには、同社独自の大規模言語モデル「商湯日日新(SenseNova)」が組み込まれており、本人を思わせるセリフを生成できる。もちろん、姿もそのまま、リアルな口元や表情、動作などを再現することも可能となっている。
(36Kr Japan編集部)
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