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中国配車サービス最大手の「滴滴出行(DiDi Chuxing)」の系列企業「滴滴自動運転(DiDi Autonomous Driving)」はこのほど、 自動車大手の広州汽車集団傘下で電気自動車(EV)を手がける「広汽埃安(AION)」と折半出資で設立した新会社「広州安滴科技(Guangzhou Andi Technology)」が、当局の事業許可を取得したと発表した。
広州安滴科技はレベル4の自動運転車を開発し、滴滴のロボタクシー(自動運転タクシー)向けに提供する。25年の量産開始を目指すという。
同社初の自動運転車は、クロスオーバーSUV(多目的スポーツ車)となる。広汽埃安のEV専用プラットフォーム「AEP3.0」と電子アーキテクチャ「星霊」をベースに開発し、滴滴の自動運転ソリューションや車内エンターテインメントシステムを搭載する。
滴滴は目下、自動運転技術の大規模化・商用化を加速している。広汽埃安との提携に先立ち、傘下の自動運転トラック企業「卡爾動力(KargoBot)」が、内モンゴル自治区などでの試験走行を開始している。
滴滴が3月23日に発表した23年12月期決算は、売上高が前年比36.6%増の1924億元(約4兆円)となり、純損益は5億元(約110億円)の黒字に転じた。
*2024年4月10日のレート(1元=約21円)で計算しています。
*アイキャッチ画像は、「汽車観察AO」より
(36Kr Japan編集部)
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