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中国自動車中堅の賽力斯集団(SERES)は7月3日、電気自動車(EV)ブランド「問界(AITO)」を共同運営する華為技術(ファーウェイ)から、同ブランドに関連する商標やデザイン特許を25億元(約550億円)で買収すると発表した。ファーウェイとの協業に影響はないという。
AITOは両社が2021年に共同設立した新興EVブランドで、現在は多目的スポーツ車(SUV)「M5」「M7」「M9」の3車種を打ち出している。
ファーウェイの自動車事業群(BU)は、AITOのコンセプトづくりやデザインに参画。部品や自動運転システムなどの技術を提供するほか、販売サポートなども手がけ、収益を上げてきた。
ファーウェイの自動車BUは19年に設立され、自動運転やスマートコックピットなど複数の技術部門を抱えている。開発への投資が膨らんだ結果、赤字が続いており、24年中の黒字転換を求められている。
最新データによると、AITOの24年6月の販売台数は4万台を突破し、単月の過去最高を更新。24年上期(1〜6月)の販売台数は18万827台となった。賽力斯集団の24年上期の新エネ車販売台数は、前年同期比348.55%増の20万900台だった。
*1元=約22円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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