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児童教育用拡張現実(AR)コンテンツによるサービスを提供する「万趣空間(Wanqu Space)」は、2015年に「彼楽智慧科技(PiloSmart Tech)」が設立、運用が開始された。2016年にはエンジェルラウンドで「真格基金(ZhenFund)」と「創客総部」から100万ドル(約1億円)を調達している。当初はAR技術を利用した教育玩具を開発していたが、2017年以降は大型スクリーンで用いるARコンテンツの開発を行ってきた。
万趣空間は1000種類余りのARインタラクティブゲームを開発し、様々な分野と年齢に対応したカリキュラムを揃えている。例えば数学のカリキュラムでは、カラフルな果物を用いて子供に数字や物と数の対応などを学ばせることができるし、一般家庭へのWebカメラ普及により日用品や教材のスクリーン投影も可能である。このようなバーチャルと現実を一体化したインタラクティブな学習形式により子供の学習体験を高めてきた。
現在、同社はシリーズPre-Aの資金を調達している。資金は家庭用端末製品の研究開発に充てられる。
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