販売低迷続く中国EV「NETA」、海外市場に活路 中南米やアフリカの開拓を加速

中国の新興電気自動車(EV)メーカー・合衆新能源汽車(Hozon New Energy Automobile)が手がけるEVブランド「哪吒汽車(NETA)」は現在、東南アジアや中南米、中東、アフリカなど新興市場への進出を加速している。

NETAは6月26日、アフリカ1号店をケニアに開設。7月16日にブラジル市場に正式参入したのに続き、翌17日にはアゼルバイジャン1号店を首都バクーにオープンした。7月25日にタイとマレーシアで新型SUV(スポーツ用多目的車)「NETA X」を発売。タイでは発表後3日で受注台数が1200台を突破した。8月中には、ブラジルやインドネシアなどでもNETA Xを発売する計画となっている。

合衆新能源汽車は現在、タイ、インドネシア、マレーシア(建設中)の3カ所に海外工場を設けている。中国の新興EVメーカーでこれら3カ国に工場を構えるのは初となる。同社は24年に海外進出を加速し、25年には50カ国の市場に進出する計画だという。

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NETAの販売台数は、20年が1万5100台、21年が6万9700台、22年が15万2100台と順調に増えていた。しかし、23年以降は競合他社が販売台数を急増させていくのを横目に販売台数を減らしている。23年の販売台数は前年比16.16%減の12万7500台に落ち込み、24年に入っても回復の兆しは見えず、1~6月の販売台数は5万3769台となった。一方、新興EVの首位に立った理想汽車(Li Auto)の1~6月の販売台数は18万8981台だった。

合衆新能源は6月26日、香港取引所に上場目論見書を提出した。順調にいけば、蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(Xpeng Motors)、理想汽車、零跑汽車(Leap Motor)に続き、新興EV勢で5社目の香港上場企業となる。

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(36Kr Japan編集部)

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