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中国の全国乗用車市場情報連合会(CPCA)によると、2024年11月の世界の自動車販売台数は818万台で、うち新エネルギー乗用車の販売台数は前年同月比34%増、前月比5%増の191万台となった。24年1~11月の世界販売台数は前年同期比2%増の8201万台で、うち新エネルギー車(NEV)は1607万台と全体の19.6%を占めた。内訳は、純電気自動車(BEV)が12.6%、プラグインハイブリッド車(PHEV)が7%だった。
中国の比亜迪(BYD)や吉利控股集団(Geely Holding Group)、米国のテスラなどの業界大手がNEV市場の拡大を後押しした。
2020年以降、中国自動車メーカーの世界シェアは右肩上がりに上昇し、23年には33.8%、24年1〜11月の平均は34.1%となった。とくに24年11月のシェアは41%と過去最高を記録している。CPCAの崔東樹事務局長は、中国のNEVメーカーが急速に台頭して市場シェアを拡大し、世界の自動車産業を成長させる原動力となっているとの見方を示した。中国メーカーの新エネ乗用車の世界シェアは、2023年は64%強、24年1~11月は69.6%に上った。
2024年のNEV普及率は、ノルウェーが71%、中国が38.4%、ドイツが18%と比較的多かった一方で、米国は9.6%、日本はわずか3%にとどまるなど、世界的な不均衡が明らかになった。
(36Kr Japan編集部)
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