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調査会社Tabcutはこのほど、動画共有アプリTikTokの電子商取引（EC）サービス「TikTok Shop」の2024年の流通取引総額（GMV）が過去最高の約326億ドル（約5兆1000億円）だったと明らかにした。
地域別の1位は米国で約90億ドル（約1兆4000億円）。2〜5位はインドネシア（約62億ドル）、タイ（57億4000万ドル）、ベトナム（44億5000万ドル）、フィリピン（31億2000万ドル）、マレーシア（27億2000万ドル）の順で、東南アジア5カ国が全体の約68％を占めた。6位の英国は15億5000万ドルだった。
TikTokは現在、米国事業売却か米国でのサービス停止の選択に迫られており、国際展開を加速することでリスク分散を図っている。調査会社Statistaによると、24年7月時点でTikTokのユーザー数が多い国はインドネシア、米国、ブラジル、メキシコ、ベトナムの5カ国だった。ロシアやエジプト、トルコ、サウジアラビア、日本、フランスなどもECの実績とユーザー基盤があるため、TikTok Shopの今後の重点市場になっていくとみられる。
＊1ドル＝約156円で計算しています。
（36Kr Japan編集部）
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