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車載電池世界大手・寧徳時代(CATL)の潘健副会長は世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議、1月20~24日)に出席し、2025年末までに欧州で新たな自動車メーカーと提携し、合弁で電池工場を建設する計画だと明らかにした。提携先は欧州自動車大手ステランティスとは別で、CATLにとって欧州4カ所目の電池工場となる。
1カ所目のドイツ工場は年産能力14ギガワット(GWh)ですでに稼働しており、2カ所目のハンガリー工場は年産能力100GWhで25年下半期の操業開始が予定されている。同社は24年12月、ステランティスと共同で最大41億ユーロ(約6600億円)を投じ、欧州3カ所目となるスペイン工場を建設し、リン酸鉄リチウム(LFP)電池を生産すると発表した。同工場は年産能力50GWhで、26年末に稼働する見込みだという。
韓国の調査会社SNEリサーチによると、24年1~11月のCATLの車載電池搭載量は前年同期比で28.6%増加し、世界シェア36.8%で圧倒的1位を維持した。電気自動車(EV)大手で車載電池も手がける比亜迪(BYD)も、世界シェアを前年同期の15.9%から17.1%に伸ばして2位につけた。同社も現地のニーズに合わせたEVを通じ、欧州で勢力を拡大している。
*1ユーロ=約162円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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