世界の企業と投資家、アジアとAIに注目 中国市場への関心高く

英金融大手HSBCの最新調査によると、世界の企業や機関投資家は今、成長機会を捉える戦略の調整を進める中で、アジア、特に中国に視線を向けているという。人工知能(AI)と技術の進化は、企業の国際事業展開や資本配分に最も重要な要因になっていることも分かった。

調査の結果、回答企業の93%が今後5年に越境貿易や投資を拡大する予定と答えた。中でも、41%が今後5年に自社の経済・貿易活動における中国市場の重要性が増すとし、全ての市場の中で割合が最も高く、中国市場への期待が高い。

国際事業戦略の展開については、回答企業の50%が今後3年ではAIなどのコア技術やインフラの入手可能性を最も重要な要因と考え、49%が市場の成長ポテンシャルと顧客の需要を挙げた。

今回の調査は、同社が今年3月、合計3000の企業と機関投資家(中国の企業・機関投資家300件を含む)を対象に、世界の10市場で行った。世界でさまざまな不確実性が影響を与える中、企業は積極的に戦略を見直し、投資意欲を持ち続けていることが分かった。

HSBC中国法人、匯豊銀行(中国)の唐臻怡副頭取兼企業・機関銀行業務部ディレクターは「近年の世界経済・貿易構造の再編に伴い、世界企業の戦略展開における中国を始めとするアジア市場の重要性は高まり続け、技術の急速な進化も資本の配分と流れを再構築させている」と指摘。この先、AI、新エネルギー、新技術などがけん引し成長へとつながる中国市場は、引き続き世界企業に多くの発展チャンスを与え、さらに多くの企業の進出とさらなる開拓を呼び込むだろうとの見方を示した。【新華社北京】

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