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中国のアニメ映画「哪吒之魔童閙海」(ナタ2)が空前の大ヒットを記録している。世界興行収入(前売りと海外分含む)が3月15日時点で150億1900万元(約3100億円)を突破し、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を抜いて世界歴代興行収入ランキング5位となった。また、興行収入のデイリーチャートでは、45日連続で1位につけ、中国映画史上に新たな記録を刻んでいる。
ナタ2は、中国の古典小説「封神演義」や「西遊記」に登場する神話上のキャラクター、哪吒(ナタ)を主人公とした3DCGアニメ映画で、2019年に公開された人気作『哪吒之魔童降世』の続編にあたる。本作は、物語やビジュアルに中国の伝統文化や美学が色濃く反映されており、観客に新鮮な視覚体験を提供している。また、家族連れでも楽しめるストーリーが多くの親子を劇場に呼び込み、爆発的な人気を誇っている。

ナタ2は、1月29日の中国国内上映開始から瞬く間に話題を集め、すでに多くの海外市場でも公開されている。北米地域では2月14日に公開され、1000以上の映画館で上映。オーストラリアとニュージーランドでは、162の映画館で上映され、過去20年間の中国語映画の最高上映記録を達成した。
日本では面白映画の配給により、3月14日に東京で英語字幕版のプレミア上映会が開かれ、数百人の観客が詰めかけた。また、4月4日からは全国で日本語字幕版が上映予定で、さらなる人気の広がりが期待される。
(36Kr Japan編集部)
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