東風汽車傘下の高級EV「嵐図(VOYAH)」、香港に上場申請 業界最速で四半期黒字達成の実力

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中国の新エネルギー車(NEV)メーカー「嵐図汽車(VOYAH)」が10月2日、香港取引所に上場申請した。同社は中国国有自動車大手の東風汽車集団(Dongfeng Mortor Group)傘下のNEVブランドで、価格帯は20万~50万元(420~1100万円)。SUV(スポーツ用多目的車)、MPV(ミニバン型多目的車)、セダンの3タイプを展開している。

嵐図汽車はここ数年で急成長している。初代モデル「嵐図FREE」の納車が始まったのは2021年8月。そこから3年足らずの24年4月には10万台目が、25年4月には20万台目がラインオフした。

新車販売台数は、22年が1万9409台、23年が5万285台、24年が8万116台、25年1~7月が6万6680台と推移し、複合年間成長率(CAGR)は100%を超えている。売上高は、22年の60億5000万元(約1300億円)から24年の193億6000万元(約4100億円)に拡大し、CAGRは78.9%に達した。25年も勢いは止まらず、1〜7月の売上高は前年同期比90.2%増の157億8000万元(約3300億円)となっている。

2024年10~12月期に黒字転換を果たし、25年1〜7月も黒字を維持している。中国コンサルティング大手の灼識諮詢(CIC)によると、嵐図汽車は業界最速で四半期黒字と営業キャッシュフローのプラス転換を実現したNEVメーカーだという。

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部・茶谷弥生)

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