テスラ上海工場、完成車400万台ラインオフ 「30秒に1台」でテスラ生産の”生命線”に

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米電気自動車(EV)大手テスラの中国上海市にある生産工場「ギガファクトリー」で8日、スターライトゴールドの「モデルYL」が生産ラインから送り出され、400万台目の完成車ラインオフという新たな節目を迎えた。同工場は現在、約30秒に1台のペースで生産しており、全世界で納車されるテスラEVのほぼ半分を担っている。

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テスラ上海ギガファクトリーは2019年1月に着工し、同年12月30日に初めて「モデル3」を納車。「着工したその年に稼働、納車」という速さでスタートを切った。

現在、同工場の産業チェーンの現地化率は95%に達しており、江蘇省の蘇州市や南通市、浙江省寧波市など長江デルタ地域に、同工場を中心とする新エネルギー車(NEV)産業エコシステムの「4時間圏ネットワーク」が形成されている。中国の一次サプライヤーは400社を超え、うち60社以上がテスラのグローバルサプライチェーン(供給網)に組み込まれている。

上海ギガファクトリーで生産された自動車は、中国大陸部の消費者需要を満たすだけでなく、欧州やアジア太平洋市場でも好調な売れ行きを見せていることは注目に値する。今年10月単月の輸出台数は3万5000台を超え、2年ぶりに月間輸出記録を樹立した。

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現在、テスラの上海での事業展開は、完成車製造の枠を超えている。今年2月には米国以外で初となる大型蓄電システム「メガパック」工場が同市で正式に操業を開始。その後わずか1カ月余りで、同工場で生産された初の業務用蓄電池の輸出が始まり、効率の高さが改めて示された。【新華社上海】

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