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中国IT大手アリババグループは3月2日夜、次世代AIモデル「Qwen 3.5」シリーズから、4つの軽量モデル「Qwen 3.5-0.8B」「2B」「4B」「9B」をオープンソース化した。これにより、ノートパソコンなどのエッジデバイス上で高度なAIを動作させることが可能になる。
モデル発表後、開発者コミュニティで活発な議論が交わされる中、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)までも、QwenのX(旧ツイッター)公式アカウントの投稿に対する返信欄に飛び入り参加し、「驚異的な知能密度(Incredible intelligence density)だ」とコメントを寄せ、その性能を高く評価した。

ベンチマーク評価においても、Qwen 3.5-9Bは突出した成績を収めている。博士課程レベルの科学知識を問う「GPQA Diamond」や、視覚的理解・推論を評価する「MMMU-Pro」、視覚推論性能を測る「ERQA」、動画理解の「Video-MME」といった主要指標で、OpenAIの「GPT-OSS-20B」「GPT-5 nano」や、グーグルの「Gemini 2.5 Flash-Lite」を上回るスコアを記録。さらに、アリババの大規模モデルである「Qwen 3-Next」シリーズをも一部でリードする性能を示した。
軽量モデルとしての「Qwen 3.5-4B」も、多言語処理や文書理解などのタスクにおいて「9B」モデルに迫る水準に達しており、大規模モデルに匹敵する汎用性を見せている。一方で、純粋な数学的推論については上位モデルとの差が依然として残っており、これは軽量モデル全般に共通する今後の課題といえる。

現在、オープンソース化されているQwen 3.5シリーズのラインアップは以下の通り。
大規模モデル(1種):Qwen 3.5-397B-A17B
中型モデル(3種):Qwen 3.5-122-A10B、Qwen 3.5-35B-A3B、Qwen 3.5-27B
軽量モデル(4種):Qwen 3.5-0.8B、Qwen 3.5-2B、Qwen 3.5-4B、Qwen3.5-9B
全モデルはAIオープンソースコミュニティの「ModelScope(魔搭社区)」や「HuggingFace」ですでに公開されている。
(36Kr Japan編集部)
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