中国EC大手「唯品会」:この1年の株価上昇率が96%越え、テンセントが第2位の外部大株主

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

短信

中国EC大手「唯品会」:この1年の株価上昇率が96%越え、テンセントが第2位の外部大株主

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

5月8日の米国市場取引終了後、ニューヨーク証券取引所に上場している中国のEC大手「唯品会(VIP.com)」の終値は13.47%上昇し、1株あたり17ドル18セントとなり、最新の時価総額は116億ドル(約1兆2500億円)に達した。5月8日現在、唯品会のこの1年の株価上昇率は96%を上回っている。2011年から2019年の間に、唯品会の総売上高は44億元(約606億円)から930億元(約1兆4100億円)に増加し、年平均成長率(CAGR)は68%となり、普通株主に帰属する純利益はNon-GAAP(非米国会計基準)ベースで5億元(約76億円)から50元(約758億円)に増加しており、29期連続で黒字を達成している。

唯品会が4月27日に米国証券取引委員会(SEC)に提出したFORM 20-F(年次報告書)によると、2020年3月31日時点で、同社の沈亜董事長と共同創業者である洪暁波氏の持株比率はそれぞれ12.7%と6.8%となっており、IT大手のテンセント(騰訊)とEC大手の「京東(JD.com)」が同社の株式を買い増している。テンセント傘下のアプリ開発会社「Tencent Mobility Limited」が保有する唯品会の普通株は1285万2698億株で、持株比率は9.6%に達しており、依然として同社の外部株主の中で2番目の大株主となっている。

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録