原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
「滴滴」は青桔单车(limebike)に5億米ドル計画
関係者が36Krに伝えたところによると、滴滴出行(ディーディー)内部では、すでに旗下の青桔单车(limebike)に対してより多くの力を注ぎ、次いで一・二線級都市のシェアサイクル市場に対して重点的に力を入れ、年内に5億米ドルを超す資金を投入することを計画しているそうだ。
今年1月、36Krが独占報道したところによると、滴滴出行(ディーディー)は小藍単車(bluegogo)を吸収合併したばかりか、自社内部でシェアサイクルの製品を開発した。この部門が、後の青桔单车(limebike)になった。今年の4月中旬までに、青桔单车(limebike)はすでに、成都・仏山・東莞・合肥・南昌・無錫などの地で、運営を開始している。
現在、青桔单车(limebike)はデポジットなしで自転車に乗れるというサービスをしており、ユーザーは無料の自転車券を受け取る。自転車券は一度に60枚受け取ることができ、有効期限は一か月だ。先に36Krが報道したところによると、関係者の話では、滴滴出行(ディーディー)と、老舗の自転車製造業者である天津富士达(BATTLE)が協力し、シェアサイクルを生産し始めたということである。「初回の生産では、およそ20万輌を生産する」、ある関係者はこのように述べたが、この発言に関して、滴滴出行(ディーディー)公式の確認は得られていない。
アリババ支持のHellobike は7億米ドルの融資
偶然にも、36Krに4/13午後、ある情報が伝わった。すなわち、阿里巴巴(アリババ)が支持する哈罗单车(Hellobike)が新たに7億米ドルの融資を受けることになり、その主な出資者は蚂蚁金服(アント・フィナンシャルサービス)と复星国际(FOSUN)である、という情報だ。これに対し、哈罗单车(Hellobike)CEO李开逐は、近々会社としてこの件に関する情報を発表すると伝えた。
先の関係者はまた36Krに対し、阿里巴巴(アリババ)と滴滴出行(ディーディー)が、シェアサイクル市場における投資の進展について、同日に明らかにしたのは偶然ではないと述べた。新たな小売・タクシーサービス事業、及びシェアサイクル事業などの複雑な戦局を考えてみれば、阿里巴巴(アリババ)と滴滴出行(ディーディー)は恐らくすでに合意しており、双方が協力して、美団(meituan.com)及び美団に買収された摩拜单车(mobike)に対する包囲網を布いたものと考えられる。
「滴滴」はシェアサイクル市場で「美団」にプレッシャー
現在、滴滴出行(ディーディー)は、タクシーサービスとデリバリーサービス市場において、美団(meituan.com)と激しい競争を繰り広げている。今年4月3日、美団(meituan.com)は摩拜单车(mobike)を買収し、両者は正式に連合を形成し、協力して滴滴出行(ディーディー)およびofoに対抗している。しかし、摩拜单车(mobike)が買収される前日、阿里巴巴(アリババ)は美団(meituan.com)の以前からの競争相手である餓了么(ele.me)を買収したと発表した。このとき、滴滴出行(ディーディー)がもし阿里巴巴(アリババ)と連携していたならば、より明確な形で協力し、ついには矛先を美団(meituan.com)に向けることができたに違いない。
多くの徴候から見えてくるように、この交通事業戦争は、すでに全面的に新たな局面に入ったようである。美団(meituan.com)は、今後さらに大きな競争の圧力に直面することになるかもしれない。
原文はこちら
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録