AIによるドキュメント自動処理の「Data Grand」が約40億円を調達、大型企業の業務効率化に対応

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AIによるテキストデータ処理サービスを提供する「達観数拠(Data Grand)」が、シリーズBで2億7000万元(約41億円)を調達した。リード・インベスターは「深創投(Shenzhen Capital Group)」、コ・インベスターは「SAIF Partners(軟銀賽富)」など。達観数拠は2018年11月にシリーズBで1億6000万元(約24億円)を調達した。

達観数拠は2015年に設立され、自然言語処理(NLP)、光学文字認識(OCR)、ナレッジグラフなどAI技術を開発し起業した。データの知識レイヤー上で知識データベースとナレッジグラフの構築を行い、応用レイヤーで機械学習のトレーニングを行うという、比較的完全なテキストデータの収集・ラベリング・トレーニングシステムを確立し、ビジネスシナリオに基づいた一連のスマートロボットを開発した。具体的なシナリオにおいて、同社はテキスト検閲、インテリジェントレコメンデーション、資料検索、ナレッジグラフなど様々なテキスト自動処理ソリューションを提供している。この一連のシステムを活用し、同社は「招商銀行(CMB)」、保険最大手の「中国平安保険集団(Ping An)」、ファーウェイ(華為科技)、通信事業大手の「中国移動(チャイナモバイル)」を始めとした数百社に上る金融、製造、軍需産業、科学技術関連の企業及び政府機関にサービスを提供している。

達観数拠は2018年初頭から、定型業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)製品の開発に着手した。同社は2019年7月にはNLP・RPA・OCRを一体化させた新しいソリューションを発表し、画像検証コードの識別、証明書の識別、紙媒体文書の識別、契約の抽出、財務諸表の抽出、レポートの生成などのビジネスニーズを始めとした従来のRPAでは処理できない非構造化データソースの問題に対応している。

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