51クレジットカードが香港上場=寄り付きは3%上昇、市場価格100億HKドル超え

2018年7月13日午前9時30分、鐘を鳴らすハンマーが打ち下ろされ、51クレジットカードが正式に香港証券取引所に上場した(株式コードは2051)。

51クレジットカードの寄り付き価格は直接8.76HKドルにまで上昇し、8.5 HKドルの発行価格から3%上昇した。その後、株価は大きく変動し、最高時には一度に10%上昇、市場価格は100億HKドルを上回ったままであった。

この前の6月29日に、51クレジットカードは香港でグローバルIPOを開始した。今回のIPOで同社は1億1900万株を発行する計画であり、その90%は国際プレースメント、10%は香港の株式公開である。発行額は8.50HKドルから11.50HKドルの範囲で、中央値に基づいて、今回の発行融資額は約10億9700万HKドルである。

クレジットカード管理ツールから始まったこの会社は、ツール製品で事業を興した金融テクノロジー企業の持てる想像力を示した。

2012年5月、51クレジットカードは、ユーザーの請求書管理に役立つ「51クレジットカードマネージャーアプリ」を開始した。この一見シンプルなツールのおかげで、同社は膨大な数のユーザーを抱えることとなり、そのデータを蓄積した。 2017年12月31日までに合計1億600万枚のクレジットカードを管理するに至っている。

従って、ひとつのツール型ソフトウェアから出発してはいるが、ターゲットはきわめて明確、ニーズは顕著だったこともあり、51クレジットカードはその後すぐに金融取引サービスに切り込んでいき、すぐにトレーディングクローズドループを構築した。

現在、51クレジットカードは、「51クレジットカードマネージャー」、「51人品」、「51人品ローン」、「給你花」など多くのアプリケーションを有し、信用管理サービス、クレジットカードテクノロジーサービス、オンライン貸付投資マッチングと投資サービスなど多くの事業セグメントを包括、登録ユーザーの総数は8100万人に達している。

51クレジットカード事業がクローズドループを形成したのは、「51人品ローン」にて生じたローンが原因。77%が「51人品」の投資家、20.3%が他機関、2.7%が51クレジットカードに付属する小規模信用会社からの貸付である。

膨大なユーザーグルーブを獲得できても、ツール製品は一旦ビジネスモデルの探索を進みはじめると壁にぶつかることも多い。こうした起業家の共通のジレンマは、収益性の問題と評価額の低さである。 しかし、事業閉鎖から逃れた51クレジットカードの収益性は、過去1年間でむしろ加速している。

目論見書によると、2015年、2016年、2017年の51クレジットカードの総収入は9000万元、5億7100万元、22億9900万元で、年平均成長率は402.9%であった。これに対応した調整後純利益はそれぞれ-1億100万元、5300万元、7億4400万元。2年連続の黒字を達成し、黒字額は急速に伸びている。

実際に、クレジットカード管理ツールで集められたこのユーザーグループに、同社CEO・孫海涛(スン・ハイタオ)氏は「クレジットカード管理」の背後に潜むチャンスを見出した。孫氏はかつて36Krの取材に対して、「債務者は借入需要を生み出す可能性が最も高く、金利には敏感ではない」と述べた。この言葉より、ツールベースのビジネスからクレジットビジネスへの高い転換とその中の高い利潤という、51クレジットカードの2つの中核的な部分が表れている。

同じく目論見書によると、2015年、2016年、2017年の3年間、51クレジットカードのオンライン貸付投資マッチング業務の規模は8億1500万元、102億9900万元、338億9100万元と推移し、年平均成長率は544.7%であった。これは現在、同社の最大収入源であり、2017年には71.7%を占めている。

ツールから取引へのシフトを経て、51クレジットカードは、業界チェーンの支持的役割から価格決定力の中心的役割へと徐々に変化した。まずはツールを使用してユーザーを集め、ユーザーのニーズを掘り起こし、同時にデータを蓄積し、続いて金融取引ループに切り込み、その十分な利益を支えに境界を拡大し続け、金融エコロジーを形成するという独自のルートを探し出した。

ある業界関係者が36Krに対し語ったところでは、既に香港株式と米国株式に上場している金融テクノロジー企業のうち、51クレジットカードは、ビジネスモデルの健全性と利益の持続可能性の点で比較的良好であるという。

しかし、ビジネスマップの拡大、自社データや技術力の輸出に伴い、必然的に他のエコタイプのプレーヤーの注目を集めることになる。上場後の継続的な成長を維持するには、プラットフォームの継続的な顧客獲得、顧客の完全なライフサイクル価値と技術力をテストすることがより必要である。

以下は51クレジットカードCEO孫海涛の香港証券取引所での挨拶文:

皆様おはようございます。今年は創業14年目の年です。6年前、私と4人の同僚は杭州市の小さなホテルに1ヶ月缶詰めになり、「51クレジットカードマネージャーアプリ」の開発に打ち込んでいました。本日、51クレジットカードはすでに1000人以上のメンバーで運営し、ユーザーは億を超えております。起業時の4人のメンバーのうち、2人は本日この場に来ており、まもなく上場の鐘を鳴らしてもらいます。

我々のような戦うことを愛する者たちへ報酬と労いを与えていただき、この時代に感謝致します。昨年7月15日、香港の資本市場を目指すため、杭州に100人以上と仲介業者を集めて大会を開催しました。 4ヶ月前、我々は今いる向かいのグローバスセンターのプリンタオフィスにいました。ここから徒歩でわずか10分の距離ですが、我々はここまで来るのに100日以上を費やしました。 我々の投資銀行がある夜の11時21分、ヒアリング委員会からの最終書面に関するフィードバックについて、取引所より電子メールを受けたことを記憶しています。香港証券取引所もこのように元々は闘ったのです。最後に、51クレジットカードの株式コードは2051ということで、私は2051年までこの会社のために懸命に働けたらと願っております、その年には私は71歳になりますが。

今一度、全ての闘うことを愛する同志と朋友たち、そして香港証券取引所にも、心より感謝致します。

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