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12月1日、中国OTA(オンライン旅行会社)大手の「Trip.com(携程集団)」が、2020年第3四半期の財務報告書(未監査)を発表した。それによると同四半期、Trip.comは新型コロナウイルス流行後初の黒字を達成した。
7月1日~9月30日の3ヶ月間、Trip.comの純売上高は、前年同期比48%減、前期比73%増の55億元(約876億円)、純利益は16億元(約254億円)、1株当たりの純利益(EPS)は、予想された17セントを上回る34セント(約35円)だった。
また財務報告書によると、2020年第3四半期、同社の中国国内主力事業における収入は、いずれも2桁成長となった。このうち、宿泊予約事業の売上高は、前期比98%増の25億元(約398億円)で、中国国内ホテルの予約件数は前年同期比20%増だった。
一方、新型コロナウイルスの流行を受け、多くの国々では国境が封鎖されているため、ハイエンドのカスタマイズ型海外旅行に対するニーズが、中国国内市場へシフトしている。これにより、Trip.comの中国国内旅行商品の掘り起こしが促され、トラベル事業と出張管理事業の業績回復が加速した形だ。
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