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3月29日、テンセント(騰訊)と独フォルクスワーゲングループ傘下のアウディ(Audi)が、北京で事業提携に関する覚書(Memorandum of Understanding;MOU)を締結した。両社はスマートコックピット、デジタルマーケティング、ユーザー運営などを含む、IoTを活用したデジタルエコシステムの構築において提携していくとのこと。覚書に基づき、アウディは中国のユーザーに「WeChat(微信)」の車載版「微信車載版(In-car WeChat)」をはじめ、テンセントの様々な車載アプリサービスをカスタマイズで提供する。
アウディのカーインターネットサービス「アウディコネクト(Audi Connect)」の最新型は、アウディMMI(マルチ メディア インターフェイス)ナビゲーションに搭載された、開放式の総合的システムだ。同システムを搭載する車種では、テンセントのサービスが利用可能となる。
また、ユーザーはアウディコネクトを通じ、アプリケーションストアから関連アプリをダウンロードできる。一部の車種ではOTA(Over The Air, 無線送受信)アップデートが実行できるようになり、微信車載版のほか、「騰訊地図(Tencent Maps)」、「QQ音楽(QQ Music)」、車載アプリプラットフォームの「騰訊小場景(WeScenario)」など、7種のテンセントアプリサービスが提供される。微信車載版では、新着お知らせ通知が会話形式で行われ、ドライバーはメッセージの送信や読み上げ、通話などが音声操作で可能となる。
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