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スマートフォン・IoT家電大手のシャオミ(小米科技)のエコシステムに属し、掃除ロボットを研究開発する「石頭世紀科技(Roborock)」(以下、「石頭科技」)は4月29日、2020年の年次報告書と2021年第1四半期の業績を発表した。2020年通期の売上高は前年比7.74%増の45億3000万元(約763億円)、株主に帰属する純利益は前年比74.92%増の13億6900万元(約230億円)、同社製スマートハードウェアの売上総利益率は前年比15.2ポイント増の51.32%だった。
2020年、石頭科技の掃除ロボットの販売台数は238万4700台に達した。このうち、売上総利益率が比較的高い自社ブランド製品の売上高がロボット掃除機全体に占める割合は、2019年の65.73%から90.72%へ増加した。自社ブランド製品の売上増加にともない、同社がシャオミのスマート家電・IoT家電ブランド「米家(MIJIA)」経由で出している製品の売上高は減少している。
収益を販売地域別に見ると、海外においてオンラインのB2Cモデルや代理店を通したオフライン販売モデルによる売上高が大幅に増加しており、海外市場では中国国内市場に比べ遥かに急速な成長を遂げている。2020年、石頭科技の海外における売上高は、前年比222.33%増の18億6800万元(約314億円)に達した。
2021年第1四半期、同社の売上高は前年同期比82.01%増の11億1200万元(約187億円)、純利益は同比150.81%増の3億1500万元(約53億円)だった。
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