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中国EC大手「京東(JD.com)」は北京時間5月19日、米国株式取引開始前に2021年第1四半期の財務報告書を発表した。京東の第1四半期の売上高は前年同期比38.9%増の2032億元(約3兆4400億円)、ブルームバーグ予測の1920億400万元(約3兆2500億円)を上回った。調整後ADS(米国預託株式)の1株当たり利益は2.47元(約41円)で、市場コンセンサス予想の2.29元(約38円)を上回った。物流インフラと地域コミュニティ(=社区:中国の行政区画の一形態)向け共同購入サービス「京喜(Jingxi)」への資金投入により、京東の営業利益は昨年の23億元(約389億円)から17億元(約287億円)に減少した。
アクティブユーザーについて見ると、2021年3月31日時点で、京東の過去12カ月間におけるアクティブユーザー数は約5億。前年同期比1億1200万増と大幅に伸び、前年同期比で過去最高の成長率を記録した。なお、新規アクティブユーザーの8割超が「下沈市場(三級都市以下の都市及び農村)」からだったという。また、今年の旧正月における「就地過年(帰省をせず、出稼ぎ先で年越しする)」の動きを背景に、都市部ユーザーのオンラインショッピング需要が増加。京東の卓越したフルフィルメント能力は都市部住民が認識するところとなった。
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