中国の自動車業界団体「全国乗用車市場信息聯席会（CPCA）」が8月10日、7月の中国自動車販売台数を発表した。「テスラ」の海外輸出台数は過去最高の2万4347台、前月比385％増となった。テスラ上海工場が完成後、輸出台数が2万台を超えたのは今回が初めて。一方で、中国国内市場での販売台数は6月に比べて70％近く落ち込み、8621台にとどまった。

中国の新興EVメーカー「蔚来汽車（NIO）」、「理想汽車（Li Auto）」、「小鵬汽車（XPeng Motors）」は7月も引き続き好調だ。理想汽車は前年比251.3％増の8589台を販売し、小鵬汽車の月間出荷台数も初めて8000台を超え、8040台となった。

中国新興EVメーカーの販売台数は、1社単独ではまだテスラに及ばないが、上記3社が示す力強い成長は、新興EVメーカーが発展の途上にあり、テスラが激しい競争に直面していることを示している。