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合成生物学に注力するバイオテクノロジー企業「恩和生物(Bota Biosciences)」(以下、「Bota Bio」)が、シリーズBで1億ドル(約110億円)を調達した。リード・インベスターはセコイア・キャピタル・チャイナ(紅杉資本中国基金)、コ・インベスターは招銀国際資本(CMB International Capital)、美団(Meituan)、既存株主の源碼資本(Source Code Capital)など。
2019年に設立されたBota Bioは、標準化、自動化、ハイスループットの実験操作プラットフォームを構築し、機械学習と人工知能を組み合わせて生物を体系的に編集することにより、高効率で環境に優しく、低コストで大規模生産に適したバイオ産業技術を開発する。そして化学工業や食品、農業、製薬などさまざまな業界に、カギとなる技術ソリューションを提供している。
一方、美団がバイオテクノロジー分野に投資するのは今回が初めてだが、これは今後、同社が投資範囲を拡張していくというシグナルとも取れる。既に美団は2020年の年次報告書で、同社の投資戦略について「われわれのポートフォリオでは、引き続き『食品+プラットフォーム』戦略の実施を第一の目標に掲げている。消費者や販売店の規模拡大、製品やサービスの供給改善、流通ネットワークの強化を行う企業に、重点的に投資する。また最先端技術を発展させるための投資にも関わっていく」と述べていた。
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