宣伝よりクチコミ重視。子供向けオンライン英会話教室が1000万元調達

中国でeラーニング市場が盛り上がっている。中でも子供向けのオンライン英会話教育サービスには、次々と新規事業体が参入している。代表的なのは、いまやユニコーン企業に成長した「VIPKID」などだ。ただし、授業の質が保証されていないサービスも少なくない。そんな中、今年7月にローンチした「美語之星」は、授業の質に力を入れる成長株だ。9月にはプレAラウンドで1000万元(約1億6000万円)を超える資金を調達した。

創業者の高博氏は、オンライン英語教育の最大の弱点は「生徒の定着率の低さにある」と指摘した。原因は、レッスンの質の低さやバラつきにあると考えている。

美語之星は4~12歳を対象に1クラスの上限を4人にし、少人数制で授業を行う。数百人にも上る登録講師は米国人に限定した。実際、他社では英語を母語としない外国人教師を起用するケースが珍しくないという。

また、講師の学歴も重視し、年齢やキャラクターが子供に親しみやすいかどうかを審査する。講師の給与も業界内の平均を上回る額に設定した。新規登録講師には3週間の研修期間を設け、実際の授業と同一の環境でシミュレーションを重ねてもらう。

さらに、中国人講師が授業のサポート役に入り、2週に1回の補講も受け持っている。

充実したサービスは学習効果や生徒の満足度も高めるだろう。しかし、これを維持、拡大するにはコスト面の負担も大きい。運営上の詳細な方針については、美語之星は明らかにしていない。

顧客は同年齢を対象とした教育機関からの紹介や、教育関係のオンラインコミュニティから獲得している。現段階では広報活動は一切行っていない。サービスの充実に注力し、口コミで認知を広げていく方針だ。

今年7月の開講以来、すでに1000人近くが入会した。1学期を3カ月としたが、次学期の受講継続を希望したのは7割。創業メンバーはTALエデュケーション・グループ(好未来)、VIPKIDなど子供向けオンライン英語教育サービス出身者が中心だ。
(翻訳・愛玉)

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