中国の新興電気自動車（EV）メーカー「哪吒汽車（NETA）」がシリーズD1で40億元（約711億円）を調達した。今回のシリーズではネットセキュリティ大手「三六零科技集団（Qihoo 360 Technology）」（以下「360集団」）がリードインベスターを務め、20億元（約355億円）を出資した。コ・インベスターは「建銀国際（CCB International）」や「中信証券投資（CITIC Securities Investment）」など複数の有名投資機関。 360集団は2シリーズ連続で合計29億元（約515億円）を出資している。

哪吒汽車は、現在最も知られている「蔚来汽車（NIO）」と同じく2014年に設立されたが、設立初期は伸び悩んでいた。中国の全国乗用車市場情報連合会（乗連会）のデータによると、今年9月、哪吒汽車は前月比16.4%増の7699台を販売し、初めて月あたりの販売台数が7000台を突破した。今年1～9月の販売台数は前年同期比425%増の合計4万1427台、これまでに販売された車両の総数は6万7730台に達している。