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シェアサイクル事業などを展開する「哈囉出行(Hello Inc.)」は11月9日、新たに2億8000万ドル(約319億円)を調達したと発表した。既存株主のアリババ系フィンテック企業「アント・グループ(螞蟻集団)」が引き続き出資を行ったほか、アリババグループ自体も初めて出資した。
今回の資金調達により、Helloは2021年に総額5億ドル(約570億円)超を調達したことになる。なお同社は今年上半期の資金調達において、車載電池メーカー「寧徳時代(CATL)」からも初となる出資を受けている。
Helloは、「モビリティをベースとした総合生活サービスプラットフォーム」を発展の方向性としており、相乗り、バッテリー交換、ネット配車、電動二輪車、ホテルの運営および予約など、地域型モビリティ、生活関連サービス事業を徐々に展開している。なかでもHelloの自転車シェアリング事業は、現時点で中国全土400以上の都市に進出しており、5億人以上の登録ユーザーを擁している。
今年Helloが新事業として重点的に力を入れている電動バイク事業「哈囉電動車」では、スマート電動バイクを1年間に3モデル発売するべく、社内の生産能力整備がすでに開始されている。同社は今後もエコ・モビリティや、地域密着型生活関連サービス事業の拡大を継続しつつ、スマート製造を志向する実体経済に向け発展していくという。
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