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【新華社上海1月6日】中国の自動車大手、上海汽車集団とドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディの合弁ブランド「上汽奥迪(上汽アウディ)」はこのほど、初モデルとなる「A7L」の納車を上海で始めた。
上汽アウディは中国の自動車メーカーとアウディとの2番目の合弁ブランドで、昨年4月のブランド発表からわずか8カ月での納車というスピード展開を実現した。上海アウディの中国初のブランド旗艦店「アウディ・ハウス・オブ・プログレス」も上海市内にオープン。広さは世界最大規模となる2400平方メートルで、アウディのコンセプトカーが展示されているほか、バーチャルリアリティー(VR)でさまざまな運転シーンを体験できるコーナーも設けられた。
上汽アウディのマーケティング事業を率いる賈鳴鏑総経理は「これまで国際的なメーカーは外国で生産した製品をそのまま中国に輸入して販売していたが、今はどのメーカーもまずは中国市場のニーズを理解した上で、中国に合わせた製品づくりをしている」と指摘。今後は中国本土の消費者に照準を合わせた差別化戦略を進めていくと語った。
昨年4月の上海国際モーターショーではアウディが初めて都市名を付けて命名した多目的スポーツ車(SUV)タイプの電気自動車(EV)「アウディ・コンセプト・シャンハイ」のプロトタイプを世界初公開した。賈氏によると、量産型の「Q5e-tron」が既に予約販売を始めており、今年3月には納車を始める計画となっている。(記者/周蕊)
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