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【新華社天津2月2日】中国北部の主要港、天津港でこのほど、水素をエネルギーとするコンテナ輸送トラックの大規模な試験運用が初めて実施された。
試験運用には、人工知能(AI)搭載型の電動輸送ロボット75台、電動自動運転トラック31台、電動トラック50台、水素燃料電池トラック30台が投入された。同じ輸送能力を持つガソリン車やディーゼル車と比較すると、1台につき100キロメートル当たり燃料消費量を50キロ、二酸化炭素(CO2)排出量を155キロ削減できる。今回の試験運用車両では1カ月で燃料消費量を279トン、CO2排出量を865トン削減でき、コンテナふ頭での積み降ろし作業の全工程でゼロ・エミッションが実現する。
天津港では今回初めて水素燃料トラック30台が導入された。1台当たりの水素タンク容量は1320リットル、重量は35キロで、水素を満タンにすると48時間の連続走行ができる。コンテナふ頭での作業を効率よくこなし、全工程でCO2と汚染物質の排出をゼロにする。
これに先だち、天津港は世界初のスマート・ゼロカーボンふ頭の運営を始めた。「風力・太陽光発蓄充電一体型」のグリーンエネルギーシステムを系統連系したことで、必要電力を完全自給し、全工程でのゼロカーボンを実現した。(記者/王井懐)
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