共同購入型格安EC「拼多多」、21年流通取引総額46兆円超 農産品販売が好調

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共同購入型ソーシャルEC大手「拼多多(Pinduoduo)」は3月21日、2021年第4四半期と通期の決算を発表した。

第4四半期の売上高は前年同期比3%増の272億3090万元(約5100億円)、通期の売上高は939億4990万元(約1兆7800億円)だった。第4四半期の営業利益はGAAP(米国会計基準)ベースで69億700万元(約1310億円)となった。前年同期は20億4780万元(約390億円)の赤字だった。研究開発費は前年比30%増の89億9260万元(約1700億円)に達したが、マーケティング費用は前年より23%減った点には注目すべきだろう。

2021年末時点のアクティブバイヤー数は前年より10%増加して8億6870万人に達した。第四半期だけで約140万人増えた。第4四半期の平均MAU(月間アクティブユーザー数)は前年同期比2%増の7億3340万人。通期の流通取引総額(GMV)は46%増加して2兆4410億元(約46兆3000億円)となった。

財務副総裁の劉氏によると、農産品販売の「ゼロ手数料」および農業関連への重点投資により、農産品の注文件数が大幅に伸びたという。同社は昨年8月に「百億元農業研究特別プロジェクト(百億農研専項)」を立ち上げ、アグリテックの普及を推進すると発表していた。

(36Kr Japan編集部)

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