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中国のスポーツ用品大手「ANTA(アンタ、安踏体育用品)」が3月22日、2021年決算を発表した。売上高は前年比38.9%増の493億3000万元(約9400億円)、営業利益は前年比20.1%増の109億9000万元(約2100億円)となり、初めて100億元(約1900億円)の大台に乗った。親会社に帰属する純利益は前年比49.6%増の77億2000万元(約1400億円)だった。同社はデジタル化への投資を拡大しており、電子商取引(EC)事業の売上高は前年比50%増、収益貢献度は29%に達した。
中国スポーツシューズ市場におけるシェアは、アディダス中国の14.8%を上回る16.2%に達し、3位から2位に上昇した。トップはナイキ中国(25.2%)が維持した。
傘下に抱えるブランド別の売上高は、ANTAとFILA(フィラ)の2大ブランドがともに200億元(約3800億円)の大台に乗った。ANTAは240億1000万元(約4500億円)を記録し、FILAも前年比25.1%増の218億2000万元(約4100億円)だった。「デサント(DESCENTE)」や「可隆体育(KOLON SPORT)」などのサブブランドも高いポテンシャルを発揮し始め、売上高は前年比51.1%増の計34億9000万元(約660億円)となった。また、子供用スポーツシューズの「ANTA KIDS」はシェア2%を獲得し、業界首位となった。
(36Kr Japan編集部)
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