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中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に8月8日夜、中国発の雑貨チェーン「名創優品(MINISO、メイソウ)」が海外のSNS(交流サイト)で、旗袍(チーパオ、いわゆるチャイナドレス)姿のフィギュアを「日本の芸者」と呼んでいるとの書き込みがあり、ネット上で議論を呼んだ。
名創優品のスペイン代理店が運営するSNSの公式アカウントが、旗袍を着たディズニープリンセスのフィギュア6体の写真を投稿し、その説明文に「芸者の衣装」と記していたのだ。
しかも、多くのネットユーザーが誤りを指摘したにもかかわらず、公式アカウントの返信が「笑顔」の絵文字だけだったことから、批判の声が大きくなった。
名創優品は翌9日夜、スペインの代理店が事実誤認の投稿をしたことに対して謝罪のコメントを発表した。また、同代理店に投稿を削除するよう求めた上で、直ちに提携関係を打ち切ったことも明らかにした。
今回の問題に先立ち、パナマの代理店がSNSの公式アカウントで「名創優品は日本発の企業」だと説明していたことも発覚している(現在は削除済み)。
同社は2013年、広東省広州市で設立され、10~50元(約200~1000円)程度の日用雑貨を販売している。21年末時点の店舗数は5000店以上で、うち1900店以上が中国国外にある。
高品質・低価格な商品が評価される一方で、「日本企業だとの誤解を誘っている」「他ブランドの悪質な模倣をしている」との声も聞かれる。
(36Kr Japan編集部)
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