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ショート動画プラットフォーム「快手(Kuaishou)」の技術チームが9月1日〜3日の日程で開かれた「2022世界人工知能大会(WAIC)」で、バーチャルキャラクターを利用して動画を配信するツール「Kuaishou Virtual Studio(KVS)」を発表した。
KVSはプロの動画制作者向けのツールで、3Dのバーチャルキャラクターとバーチャル背景を組み合わせ、さまざまな特殊効果を利用しながら動画をライブ配信できる。複数の動画プラットフォームにも対応している。
快手の説明によると、KVSの主な機能は3つある。1つ目の「バーチャルキャラクター機能」は、配信者の表情や動作を反映して動くアバターを利用して、ブランドの価値を伝える。2つ目の「バーチャル背景機能」は、グリーンバックを利用することで、配信者またはバーチャルキャラクターの姿を美しい3D背景の前に映し出す。3つ目は仮想空間を介した「インタラクション機能」で、ユーザーのアバターとして動くバーチャルキャラクターを「メタバース上の配信スタジオ」に送り込み、配信者と閲覧者による没入型の交流を実現する。
KVSは将来的に、電子商取引(EC)プラットフォームでの商品販売、行政機関による告知、企業のカスタマーサービスなどに活用される見込みとなっている。
快手が目指すのは、バーチャルキャラクターや特殊効果を使いやすくし、一般の人にもメタバースを感じてもらうことだという。
(36Kr Japan編集部)
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