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中国IT大手、百度(バイドゥ)傘下の共同購入サイト「百度糯米(Nuomi.com)」が、サービスを終了する。公式サイトに掲載された告知では、2022年8月31日午後12時にアプリストアからアプリを削除し、年内に関連サービスを正式に終了するとしている。サービス終了の理由はバイドゥの事業再編だという。
百度糯米の前身「糯米網」は、ニューヨーク証券取引所に上場する「人人(Renren)」が2010年6月23日に開始したサービスで、当時は数ある共同購入サイトを制し、美団(Meituan)や大衆点評(Dazhong Dianping)と並んで三大共同購入サイトの一角を占めた。人人は翌11年5月5日に上場した際、糯米網のほか、かつては中国版Facebookとして人気を博したSNS「人人網」やゲーム部門の「人人遊戯」などを傘下に抱えていた。
バイドゥは2014年1月に糯米網を完全買収し、同年3月にはサイト名を百度糯米に変更した。同サイトは、バイドゥ、アリババ、テンセントの中国IT大手3強に完全買収された最初の団体購入サイトとなった。バイドゥは翌15年、百度糯米に200億元(約4000億円)を投じると宣言した。しかし、バイドゥが17年に戦略を転換して以降、百度糯米に関するニュースはほとんど聞かれなくなっていた。
(36Kr Japan編集部)
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