ディズニーリゾート、上海に初の大型XR施設を開設 VR越しに西遊記の世界へ

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上海ディズニーリゾート内の商業施設「ディズニータウン」にこのほど、「西遊記」の世界に没入しながらXR(クロスリアリティ)を体験できる「SoReal超体空間(SoReal Super Experience Space)」がオープンした。世界のディズニーリゾートで初の大型XR施設となる。

SoReal超体空間は、VR(仮想現実)技術を手がける「当紅斉天(Skylimit Entertainment Group)」がディズニーと共同開発した娯楽施設で、SoRealは同社のVRブランド。来場者はVRヘッドセットを装着し、2〜4人1組で西遊記の世界を表現した大空間の中を自由に移動しながら、孫悟空と一緒に空を飛び、妖怪たちを倒していく。施設内のVRアトラクションでは、パラシュートで大空から降下したり、オートバイで疾走する感覚を味わえる。360度回転するVRジェットコースターも用意されている。

360度回転するVRジェットコースター

同施設では、よりリアルな映像と、よりスムーズでスピーディな体験を提供するため、5G対応のエッジコンピューティングソリューションを採用した。来場者はVRヘッドセットを装着するだけで身軽に遊べる。重たいバックパック型のパソコンを背負う必要はない。

当紅斉天の共同創業者、馬子涵氏は「超高速・低遅延でのネットワーク接続を可能にする5G技術により、データ送受信の遅れを1000分の1秒程度まで短縮でき、VRヘッドセットを利用した際に目が回る感覚がほぼゼロになった」と説明した。同氏によると、オープン初日にはオンライン販売だけで入場チケット数万枚が完売したという。

(36Kr Japan編集部)

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