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中国テクノロジー大手のテンセント(騰訊)のクラウド事業であるテンセントクラウドは12月15日、日本での年次イベント『Tencent Cloud Day』を開催した。同社の発表によると、2018年に日本市場に参入して以来、テンセントクラウドの日本事業は安定した成長を遂げており、売上高は再び年間3ケタの成長を達成したという。
テンセントクラウドは、オーディオとビデオ技術分野で20年以上のノウハウを蓄積してきており、エンターテイメント、ゲームなどの業界で極めて高い優位性を維持している。日本市場においてもゲーム実況プラットフォーム「Mildom(ミルダム)」、オンラインカラオケアプリ「Pokekara」、「Showroom」が運営するバーティカルシアターアプリ「smash.」、ライブ配信サービス「ふわっち(whowatch)」など多くの日系企業にサービスを提供している。
昨年よりアジア市場でメタバース構築に関する複数のソリューションを発表して以来、バーチャル空間プラットフォーム「XR CLOUD」を中心に展開する「monoAI technology」、メタバース型コミュニケーションプラットフォーム「MetaLife」、韓国最大のオンラインゲーム会社「NEXON(ネクソン)」、CG映像制作を手がけている理経など多くの顧客を抱えるようになった。たとえば、NEXONのスマートフォン向けメタバースNexon Townでは、テンセントクラウドのリアルタイムコミュニケーション(TRTC)を通じて、業界最先端の超高品質リアルタイムオーディオ・ビデオサービスを提供しており、NEXONのゲームユーザー同士がメタバースでスムーズにコミュニケーションが取れるようになり、より良いユーザー体験を実現した。
今後、さまざま業界で加速するデジタルトランスフォーメーション(DX)のニーズに継続して対応するとともに、Web3時代を迎えるにあたり、テンセントクラウドは2023年の事業戦略の重点として、日本企業のメタバース事業やWeb3へのシフト支援をさらに強化していくという。それに伴い、3Dバーチャル世界を簡単に開発・構築できる「バーチャルワールド開発用スイート(Virtual World Developer Suite)」とスマホ1台で全身の動きを感知しリアルタイムにレンダリング、アニメーションを生成するフルボディモーションキャプチャーソリューションといった新プロダクトも発表した。
(36Kr Japan編集部)
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