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韓国の調査会社SNEリサーチが1月4日、2022年1〜11月の世界の電気自動車(EV)向け車載電池市場に関するデータを発表した。世界の駆動用バッテリー市場は20年7~9月期以降、持続的成長を維持しており、22年1~11月の世界の車載電池搭載量は前年同期比74.7%増の4460万kWhとなった。
車載電池搭載量では、中国の寧徳時代(CATL)が1位、比亜迪(BYD)が2位に入り、両社の世界シェアは合計で50.7%に上った。
1位のCATLは、搭載量が21年同期の82.1GWh(ギガワット)の2倍以上となる165.7GWhに達した。シェアは前年同期比4.9ポイント増の37.1%で、世界の車載電池市場で圧倒的な優位性を維持した。
2位のBYDは、新エネルギー車(NEV)の販売台数の急増が奏効し、搭載量が前年比168.3%増の60.6GWhとなった。シェアは前年同期比4.8ポイント増の13.6%で、韓国のLGエナジーソリューションを抜いた。
3位のLGエナジーソリューションは搭載量が54.8GWh、シェアは前年同期の19.6%から7.3ポイント減の12.3%だった。
4〜10位は、パナソニック、韓国のSKオン、サムスンSDI、中国の中創新航科技(CALB)、国軒高科(Guoxuan Hi-Tech)、欣旺達電子(Sunwoda、サンオーダ)、億緯鋰能(EVE Energy)の順となった。このうち、前年同期比で搭載量の増加率が最も大きかったのはサンオーダで287.3%だった。
(36Kr Japan編集部)
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