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中国自動車大手の吉利汽車(Geely Automobile)が3月21日、2022年の決算を発表した。販売台数は前年比8%増の143万3000台。売上高は前年比46%増の1479億6500万元(約2兆8000億円)となり、成長率はここ数年で過去最高を記録した。株主に帰属する純利益は、前年比9%増の52億6000万元(約1000億円)に達した。
吉利汽車は新エネルギー車(NEV)への移行を加速している。傘下の高級電気自動車(EV)ブランド「ZEEKR(極氪)」のほか、ボルボ・カーズとの合弁による高級車ブランド「領克(Lynk&Co)」などを含むNEVの販売台数は、前年比300%増の32万8800台に達し、総販売台数の約23%を占めた。
同社は、ZEEKRを展開する「浙江極氪智能科技(ZEEKR Intelligent Technology)」(以下、極氪)の分離と米国での単独上場も強力に推し進めている。極氪は22年12月7日、米国証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)に関する書類を提出。現在もSECが審査を進めている。
吉利汽車は、23年の目標販売台数を165万台に設定し、NEVの販売台数を22年の2倍以上とすることを目指している。
*2023年3月23日のレート(1元=約19.1円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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