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中国の火鍋チェーン大手「海底撈国際控股(Haidilao International Holding)」(以下、海底撈)が3月30日に発表した2022年通期の決算は、売上高が前年比15.5%減の約347億4100万元(約6670億円)と減収だった一方で、株主に帰属する利益は約13億7400万元(約260億円)となった。前年は41億6300万元(約790億円)の損失を計上していた。
同社は新型コロナウイルス感染拡大中に事業を急拡大して失敗。21年以降は数百店舗を閉鎖し、立て直しを図っている。22年は、売上高は減少したものの、黒字転換を果たした。
レストラン事業の売上高は前年の377億4500万元(約7240億円)から22.9%減少し、290億8700万元(約5580億円)となった。一方、デリバリー事業の売上高は前年の6億2980万元(約120億円)から103.3%増加し、12億8000万元(約240億円)となった。デリバリーサービスを展開する都市や店舗数を増やしたことや、オンライン販売チャネルを拡大させたことが功を奏した。
22年12月31日時点の海底撈の店舗数は、中国本土に1349店舗、香港・マカオ・台湾に計22店舗となっている。
同社は22年12月、海外事業を運営する「特海国際控股(Super Hi International Holding)」を切り離し、資金調達を伴わない紹介形式で香港証券取引所のメインボードに上場させた。
*23年4月6日のレート(1元=約19.2円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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