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中国の中古車取引プラットフォーム「瓜子二手車」がこのほど発表した2023年新エネルギー車(NEV)残価率ランキングで、中古で販売されている新エネ車の取得3年後残価率トップは独ポルシェの電動スポーツカー「タイカン」で残価率は71.2%だった。上位10モデルには米テスラの「モデルY」、中国の長城汽車の「欧拉白猫」、比亜迪(BYD)の「漢」、テスラの「モデル3」など、新エネ車の人気車種の顔ぶれが並んだ。
中国市場では新エネ車の浸透率が上昇の一途をたどり、18年末に3.7%だった新車販売に占める割合は今年5月には33.3%に拡大した。中古の新エネ車を選ぶ消費者もますます多くなった。「瓜子二手車」のデータでは、中古車のオンライン取引台数に占める新エネ車の割合は今年4カ月連続で10.0%を超えた。中古新エネ車の取引台数の増加に伴い、残価率も高まりつつある。
同プラットフォームでオンライン成約した中古新エネ車の平均車齢は2年。中古新エネ車の取得2年後の残価率ランキングは取得3年後の残価率ランキングと顔ぶれが異なり、浙江吉利控股集団の「極氪(ZEEKR)001」、長城汽車の「欧拉好猫(ORA GoodCat)」、BYDの「宋PLUS」がランク入りした。 異なる車齢の残価率ランキングを比較すると、大手の新エネ車ブランドの順位は安定し、車齢による大きな変動がないことがわかる。
販売中の中古新エネ車の取得1年後、2年後、3年後の平均残価率は63.9%、54.6%、45.4%で、前年比でいずれも約1ポイント上昇したものの、化石燃料車の69.2%、60.8%、52.4%と比べると5~7ポイント低かった。新エネ車のうち純電気自動車(BEV)の残価率はプラグインハイブリッド車を1~2ポイント下回った。(新華社天津)
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