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中国の電気自動車(EV)メーカー「蔚来汽車(NIO)」は7月20日に開催したイベント「NIO Power Day 2023」で、出力20キロワット(kW)のV2G(Vehicle to Grid)対応充電スタンドを発表した。EVに充電し、EVに蓄えられた電力を電力網に供給する「双方向充電」が可能となる。
業界では数年前からV2G技術に関する研究が進められており、NIOも上海市の一部地域で試験運用してきた。同社の沈斐・高級副総裁は、年内にもV2G技術の大規模運用が実現するとの予測を示した。
NIOは、バッテリー交換ステーションと電力網の連携も試験的に進めており、浙江省に展開するバッテリー交換ステーション100カ所以上がすでに、省内の電力需給を調整する中枢施設に接続している。
同社は中国で最も多くの充電スタンドを展開するEVメーカーで、運営するバッテリー交換ステーションも1500カ所を超えており、これまでの交換回数は累計2533万4900回に上る。さらに、年内にはバッテリー交換ステーション1000カ所の新設が実現する見通しだという。
(36Kr Japan編集部)
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