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中国車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は8月16日、新型車載電池「神行超充電池(Shenxing Superfast Charging Battery )」を発表した。
新型車載電池は、同社初のリン酸鉄リチウムイオン(LFP)を採用した4C(15分でほぼ満充電)電池で、満充電した場合の最長航続距離は700キロ。10分間の充電で400キロ走行できる上、氷点下10度でも30分以内に80%まで充電することが可能だという。
2023年末までに同電池の大規模供給を実現する計画だが、具体的な価格はまだ公表されていない。同電池を搭載した新エネルギー自動車(NEV)は、24年1~3月期に発売される見通しとなっている。
充電の不便さと効率の悪さは、純電気自動車(BEV)の普及を妨げる主な要因となってきた。急速充電の実現は、BEVの発展に向けた新たな突破口になるとみなされている。現在のところ、上海汽車集団(SAIC MOTOR)や比亜迪(BYD)、吉利汽車(Geely Automobile)、長城汽車(Great Wall Motor)などが、800V急速充電技術の実用化計画を発表している。
(36Kr Japan編集部)
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