生活関連サービス「美団」、23年4〜6月期は増収増益 アフターコロナの消費回復が追い風に

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中国の生活関連サービス大手「美団(Meituan)」が8月24日発表した2023年4~6月期決算は、売上高が前年同期比33.4%増の679億6000万元(約1兆3600億円)、営業損益は前年同期47億1000万元(約940億円)の黒字だった。前年同期は4億9000万元(約100億円)の赤字を計上していた。調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は7.5%増の76億8000万元(約1500億円)だった。新型コロナウイルス流行の収束に伴う消費回復が追い風となった。

主力の料理宅配サービスのほか、日用品宅配サービス「美団閃購(Meituan Instashopping)」や宿泊・交通チケット予約などを含む中核事業の売上高は39.2%増の512億元(約1兆円)に拡大した。

住宅地向け共同購入サービス「美団優選(Meituan Select)」や生鮮食品に特化した即時配送サービス「美団買菜(Meituan Grocery)」、飲食店向け卸売サービス「快驢」、オンライン配車予約、シェアサイクル、充電サービス、飲食店管理システムなどを含む新事業の売上高は18.4%増の167億6000万元(約3300億円)、営業損失は51億9000万元(約1000億円)と23.5%縮小した。

香港で新たに立ち上げた料理宅配プラットフォーム「KeeTa」が5月22日、正式にサービスを開始するなど、美団は中核事業の競争力を高める試みも始めている。

中国生活サービス「美団」、ドローン宅配約17万件完了 ”3キロ圏内15分配送”

*23年8月26日のレート(1元=約20円)で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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