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中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が8月28日、2023年1〜6月の決算を発表した。売上高は前年同期比73%増の2601億元(約5兆2000億円)、粗利益は134%増の468億元(約9300億円)、純利益は205%増の110億元(約2200億円)だった。
自動車関連事業の売上高は91%増の2088億元(約4兆1000億円)で、売上高全体の80.3%を占めた。景気回復や政策・税制による後押しに加え、地方市場の拡大なども追い風となった。BYDは22年にガソリン車生産の完全停止を発表して以降、販売台数が過去最高を更新し続けている。
EVやプラグインハイブリッド車(PHV)を含むBYDの新エネルギー乗用車は、日本やドイツ、オーストラリア、ブラジル、アラブ首長国連邦(UAE)など50以上の国・地域に進出している。
23年1~6月の世界出荷台数は125万5600台と米テスラの88万9000台を上回った。しかし、売上高では、世界最大手の米テスラを超えられなかった。テスラの当期の自動車事業売上高は、前年同期比26%増の412億ドル(約6兆円)だった。
*2023年8月30日のレート(1ドル=146円、1元=約20円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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